こころを動かしたお仕事
SOLUTION
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なぜ、成果が出せて目標が達成できるのか?

SOLUTION
GIOの思考方法をいくつかの事例でご紹介いたします。

ビルにおける「脱炭素化」への挑戦
デジタルサイネージで届けるには?
近年、ESGに関する情報発信の重要性が高まり、企業からのご相談も増えている。そうした流れの中、大手不動産会社様からのご依頼で「脱炭素化」の取り組みに関する講演用スライドの制作を続けてきた。ありがたいことに毎回「とてもわかりやすい」との評価をいただき、今回はその流れからデジタルサイネージのご相談をいただくことに。
講演では話し手がいるため、スライドに情報を詰め込まずとも内容を伝えられる。しかし、デジタルサイネージは短時間で視覚情報だけで伝える必要もあり制約が多い。
専門的で難しい内容を、いかに一般の方にわかりやすく届けるか。ここが今回の一番の課題だった。

視覚的コミュニケーションが生む
「見たくなる」情報発信
まずは、自分自身が内容を深く理解することからスタート。ここでの理解度がアウトプットの質に大きく左右するため、丁寧に読み解き整理を進めていく。そして、「どうすれば興味を持ってもらえるか?」「ついつい見たくなる表現とは?」を追求。文字情報だったものを直感的に理解できるアイコンやイラストに置き換え、メッセージには強弱をつけ、アニメーションで視線を誘導するなど、最後まで飽きずにリズムよく見てもらえる構成を意識して制作を進めていった。

届けたい人に届く発信を
媒体に応じた最適解を目指して
企業のESG発信に限らずだが、サステナビリティレポートのように詳細な情報をわかりやすく報告する場合もあれば、一般の人に広く関心を持ってもらうことを目的とする場合もある。重要なのは目的を明確にし、届けたい相手の視点に立ち、最適なコミュニケーション方法を追求していくこと。
伝えたい想いを、もっと届く形に。これからも「こころを動かす」アウトプットを目指して、企業のメッセージがより多くの人に届くよう取り組んでいきたい。

農業×クリスマス!?
「稲」をテーマにしたイルミネーション!?
日本初の「アグリツーリズモリゾート」を掲げるリゾナーレ那須。アグリツーリズモとは「農業」と「観光」を組み合わせたイタリア発祥の滞在スタイルで、ホテルの敷地内には畑や田んぼが広がり、滞在中に農業体験が楽しめるユニークなホテルなのです。
そんな背景から、ご相談いただいたのは「稲」をテーマにしたクリスマスイルミネーションの演出。森の広場に現れるイルミネーション、ここでしか見られない景色を生み出したい。そんな想いを抱きプロジェクトがスタートした。

森に佇む、幻想的な空間を目指して
裏キーワードは「ナウシカ」のあのシーン
農業とクリスマス。一見ミスマッチにも思えるこの組み合わせだけど、クリスマスにはもともと冬至にあわせた収穫祭だったという説もある。そこから着想を得て目指したのは、秋の終わりに一面を黄金色に染める田んぼの風景。ジブリ好きな担当者とは、ナウシカの“金色の草原”でイメージを共有して進んでいった。ツリーのデザインには、収穫した稲を天日干しする“はざかけ”をモチーフに。その周りにはやさしく揺れる稲穂をかたどったイルミネーションは「どうしたら幻想的に見える?」「金色に輝かせるには??」に頭を悩ませた。

来シーズンに向けた動きもスタート!!
規模を拡大し成長するイルミネーション
稲穂のイルミネーションは検討を重ねた結果、光の当て方や角度を調整し、間接的に照らすことで稲穂の柔らかな金色を表現した。雪が降った日には、すり鉢状の広場全体が黄金色に染まり、思い描いた通りの光景が広がった。
ありがたいことに、リゾナーレ関係者の方々からはもちろん、宿泊されたお客さまからも好評の声をたくさんいただいた。その反響を受け、来シーズンに向けてイルミネーションの規模をさらに広げるご相談も。次はどんなワクワクする景色を届けようか、今まさに構想を練っているところ。田植えがちょうど終わりを迎えたこの季節。このイルミネーションも、冬に大きな実りを迎えられるように大切に育んでいきたい。

どうして?都市高速会社がオリジナルコーヒーを開発!?
その想いをカタチにするには?
2025年の年が明けてまもなくだった、都市高速会社がコーヒー事業を始めるので、ブランドロゴ制作のコンペに参加してほしいという。さまざまな内情があるようだが、高速利用者にPA(パーキングエリア)で美味しいコーヒーで一息ついて、安全運転してほしいという想いから開発がスタートしたという。GIOではコーヒー製造販売会社さんのプロモーション関連でお手伝いしていることもあり、(弊社代表が大のコーヒー好きでもあり)、何かとコーヒーにはご縁があるなと感じながら、制作はスタートした。

与えられた内容の提案にとどめず、その先を見せることで
コンペ獲得への精度を上げる!
都市高速会社が開発して売り出すコーヒーとは? 高速利用者が見たときに何がらしさと感じるのか? シンボルとしてマーク化する工程ではさまざまな疑問が出てくるものだ。一つひとつ疑問を紐解いていくことで、ロゴマークは完成するのだが、提案書を作っているとまた疑問が出てくる。このロゴが実際使われるときにどんな感じで利用者の目に触れるのだろう? そのツールは? ロゴを選定するクライアントも具体的なものを見たいはずである。最終的に提案書には、コーヒーカップイメージとキャッチコピーとロゴをセットにしたのぼり旗のデザインを加えることで、その先を具体的に見せることとした。

嬉しいことに、その先を見せたことで
関連制作物の発注も獲得に至った!
それから数日後、ロゴマークのコンペは受注! 決め手は「らしさの具現化」と「その先の具体化」だったのではないか?(理由は聞けていなのだが・・・)さらに嬉しいことに、当初予定のなかったレジ周りの告知物も制作することになったという連絡もいただいた。今回の事例は、我々発信するものとして、受信者(クライアントや利用者)に具体的なイメージを頭に思い浮かばせ、「やってみたくさせる」方向へ促せた良い経験だったと感じる。

いつも支えてくれる
心強い空間演出のプロ集団
普段はGIOが手がけた制作事例をご紹介していますが、今回は少し趣向を変え、日頃から一緒に空間づくりを支えてくださっている協力会社さんをご紹介したいと思います。
全国各地でイルミネーションやイベント、展示会などの空間装飾を手がける、経験豊富なプロフェッショナル集団、株式会社LDCさん。
豊富な実績と柔軟なアイデアで、どんな案件でも的確に対応してくれるその姿勢には、いつも助けられています。GIOにとって、なくてはならない、心強いパートナーです。

海藻ハーバリウムが創り出す海の空間
アイデアが生んだ記憶に残る装飾
これまで一緒にさまざまなお仕事をご一緒してきましたが、特に印象深かったのが、熱海のリゾートホテルでの空間装飾。
「本物の海藻を、水族館のようにリアルなかたちでお客様に見せられないか?」という少し難しいご相談が舞い込みました。しかも、展示期間は数ヶ月。リアルな海藻を美しく、長期間保つにはどうすればいいか——悩んだ末にたどり着いたのが、“海藻ハーバリウム”というアイデア。もともとは乾燥させた花をオイルに閉じ込めて鑑賞するハーバリウム。その手法を応用し、海藻を瓶の中に美しく封じ込めた結果、まるで海の中に迷い込んだような幻想的な装飾空間が完成した。
この装飾は多くのお客様からも好評をいただき、アイデアと技術が生んだ、一つの挑戦のかたちとなりました。

光と影が織りなす、幻想の展示空間
LDCさんの新しい挑戦と、これからの共創
そんなLDCさんが最近手がけられたのが、愛知県の豊川稲荷で行われている墨絵画家さんの展示プロジェクト。
GIOは関わっていないお仕事ではありますが、プロジェクションマッピングや音・光の演出を取り入れ、墨絵の作品が幻想的に浮かび上がる空間には、思わず目を奪われました。
LDCさんの手がける空間には、確かな技術と、ひとつひとつの演出に込めた想いがいつも感じられます。これからも、そんなLDCさんと一緒に、見る人の心に残るような、素敵な空間を提案していきたいと思っています。
もし、豊川稲荷の近くに行かれる方はぜひ立ち寄ってみてください!私も機会があれば、実際にその空間を体感してみたいと思います。
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